相続や遺言は「事務手続き」ではない。人生の最後を豊かにする、司法書士からの提案

こんにちは。 シアエスト司法書士・行政書士事務所の代表、今井康介です。

一般的に、司法書士という仕事は「登記などの書類作成を代行する人」だと思われがちです。 確かに、物理的な成果物は書類かもしれません。しかし、私は常々、この仕事を「その方の人生の集大成を、形にする仕事」だと考えています。

「人生は一度きり」。 誰もが耳にしたことのある言葉ですが、私は日々の業務を通じて、この言葉の意味を深く噛みしめています。

相続や遺言といった法的な手続きは、単なる事務処理ではありません。 それは、限られた時間の中で積み上げてきた想いや価値観を、未来へとつなぐための大切な「営み」でもあります。

今回は、法律の条文や手続きの解説から少し離れ、法的な備えが持つ「本来の意味」について、私なりの考えをお話ししたいと思います。

目次

1. 「終わり」を意識することで、「今」が輝きだす

「人生は一度きり」という言葉は、私たちに「時間の有限性」を強く意識させます。

多くの人は、「死」や「終わり」を怖いもの、避けるべきものとして蓋をしてしまいがちです。 しかし、フランスの哲学者アルベール・カミュが示唆したように、私たちは限りある時間の中にいるからこそ、「今」という瞬間を真剣に生きることができるのではないでしょうか。

終わりを意識することは、決してネガティブなことではありません。 「自分に残された時間は無限ではない」と知ることで、 「本当に大切にしたい人は誰か?」 「後回しにしてきたけれど、やっておきたいことは何か?」 といった、人生の優先順位がクリアに見えてくるからです。

そう考えると、いわゆる「終活」は、単なる「死に支度」ではありません。 それは、人生の後半戦をより充実させ、「これからをどう良く生きるか」を自分自身に宣言する、前向きなスタートラインなのです。

2. 想いは「法的な言葉」に乗せることで、永遠になる

東洋思想には「命は形を変えて循環していく」という考え方があります。 これを私たちの実務に置き換えてみると、非常に腑に落ちる感覚があります。

人の命そのものは有限です。 しかし、その人が大切にしてきた「価値観」や「家族への愛情」「築き上げてきた資産」は、次の世代へと受け継がれることで、形を変えて生き続けます。

ただ、残念ながら「想い」だけでは、正しく伝わらないこともあります。 「家族だから分かってくれるはず」と思っていても、いざ相続の場面になると、ボタンの掛け違いから争いが起きてしまうことも少なくありません。

だからこそ、想いを「法的な言葉」に乗せる必要があります。

  • 遺言書
  • 家族信託契約書

これらは、単なる「財産目録」や「契約書」ではありません。 あなたの想いを、誤解のない確かな形で未来へ届けるための「手紙」であり、大切な資産を載せて運ぶための「器」なのです。

3. 事務手続きを超えた「安心」の創造

心理学の世界でも、「人生に意味を見出すこと」は幸福感に直結すると言われています。 私たち司法書士が提供しているのは、法律上の手続きですが、その本質は「未来への安心」という意味を創り出すことにあります。

実際に、当事務所で遺言書作成や家族信託の手続きを終えられたお客様は、皆様一様に晴れ晴れとした表情をされます。

「ずっと気になっていたことが片付いて、肩の荷が下りました」 「これで安心して、夫婦で旅行に行けます」

そんな笑顔を拝見するたびに、私は確信します。 法的な準備を整えることは、決して暗い作業ではありません。 漠然とした不安を解消し、「残りの人生を心から楽しむためのパスポート」を手に入れることなのだと。

4. シアエスト司法書士事務所が提案する「豊かな終活」

当事務所が目指しているのは、お客様の言葉をただ法律用語に置き換えるだけの「代書」ではありません。

これまでの人生の物語をじっくりとお聴かせいただき、それが最も美しい形でご家族に引き継がれるよう、法的な知恵を使って設計すること。それが私たちの役割です。

豊かな終活のための3つの提案

遺言(公正証書遺言): 単なる財産分与だけでなく、ご家族への「感謝」を伝えるラストメッセージとして。

家族信託: 認知症になっても資産凍結を防ぎ、ご本人とご家族が「自分らしく」生きるための柔軟な仕組み。

死後事務委任: 葬儀や納骨、身の回りの片付けまでを専門家に託し、美しく幕を引くための準備。

まとめ:あなたの人生のエピローグを、一緒に考えませんか

「人生は一度きり」。 だからこそ、最後の日までご自身らしく、誇りを持って生きていただきたいと強く願っています。

法律という言葉には、どこか冷たく、堅苦しい響きがあるかもしれません。 しかし、本来の法律は冷たいものではなく、あなたの人生や大切なご家族を温かく守り抜くための「道具」です。

遺言や相続対策を、単なる「事務手続き」として片付けるのではなく、人生の総仕上げ(エピローグ)として、私たちと一緒に考えてみませんか。

シアエスト司法書士事務所が、あなたの想いに静かに寄り添い、最適な形にするお手伝いをさせていただきます。

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代表司法書士・行政書士 今井 康介

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